千葉県印西市で、責任世代の人が野のへらぶな釣りを通じて心を整え、自信を取り戻す応援をしています

50代からの趣味のすすめ:人生を豊かにする新しい一歩

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この記事は、50代の今まで仕事一筋で、「趣味がない」という会社員の方に、趣味を持つことの大切さをお伝えします。

目次

最近、何か夢中になれることはありますか?

「最近、何か夢中になれることはありますか?」

もし、この問いに即答できないなら、この記事を読んでみてください。

50代ともなると、仕事や家庭を優先してきた結果、自分のための時間や趣味を後回しにしてきた方も多いのではないでしょうか。

実は、「趣味がない」という状態にはリスクがあります。特に、定年を迎えた後に、これまで会社で過ごしていた時間がすべて自由時間になると、何をしていいのか分からなくなり、孤独感や退屈に悩むケースが少なくありません。

例えば、60歳になってから新しい趣味を始めても、周りの人が慣れている中で初心者として参加することにプレッシャーを感じたり、ついていけずに途中でやめてしまうこともあるでしょう。

さらに、趣味がないことで自宅にこもりがちになると、人との会話が減り、話す機会がなくなることで認知症になるリスクが高まる、という医学的エビデンスもあります。

今回は、このようなリスクを回避し、50代から趣味を持つことがいかに心身の健康に良い影響を与えるか、その重要性と始め方についてお伝えします。

趣味が心と人生を変える

趣味を持つことは、単なる「時間つぶし」ではありません。それは、仕事や家庭以外の「自分だけの世界」を持つことです。

趣味は心の栄養となり、人生の新たな喜びを見つける手段になります。たとえば、スポーツ、料理、釣り、ガーデニング、音楽、写真撮影といった趣味は、多くの人が楽しむものです。

しかし、これらを「自分は経験がないから」と始めるのをためらう方も多いでしょう。

ただし、趣味を持たない状態を放置すると、退職後に「やることがない」「楽しみが見つからない」といった問題に直面しがちです。

さらに、趣味を通じた他者との交流がないと、孤独感が強まり、うつ病や認知症のリスクが高まるという医学的な指摘もあります。趣味は単なる楽しみを超えて、心身の健康を守るための重要な要素なのです。

趣味がないまま定年を迎えるリスクとは

定年後の生活を考えたとき、多くの人が直面する問題の一つは、自由な時間をどう過ごすかということです。それまで仕事一筋で、趣味らしい趣味を持たないまま定年を迎えると、急に時間を持て余し、何をしていいかわからなくなることがあります。

例えば、テレビを見る時間が増えたり、ただ家の中で過ごすだけの日々が続くと、心身ともに健康を損なう可能性があります。

さらに、家族や友人との会話が減り、社会的なつながりが薄れることで孤独感を感じることもあります。趣味を持つことで得られる充実感や楽しみがないと、精神的な活力も失われがちです。

このような状況を避けるためにも、趣味を持つことは非常に重要です。

ちなみに私の場合、会社に出社する日のスケジュールはおおよそ以下の通りです。

6時台:起床
7時台:電車通勤約1時間半(自宅⇒会社))
9時台~18時台:仕事(残業がない場合)
19時台:電車通勤(会社⇒自宅)
21時少し前:帰宅
21時台:夕食、入浴など
22時台:読書、一日の振り返りなど
23時:就寝

これが定年になると、睡眠時間を除き、通勤時間、会社で仕事をしている時間を合わせた約13時間余りが自由時間になるわけです。それも毎日です。

この時間を持て余すのか、或いは毎日とは言わないまでも、自分がワクワク出来る、夢中になれる趣味に時間を使うのかでは、残りの人生の豊かさにどれだけ大きな違いがあるか、想像できるのではないでしょうか?

定年前に趣味を始めるべき理由

趣味を始めるなら、是非50代の今から始めてみませんか?

今から始めた方が良い理由はたくさんあります。

定年後に新しい趣味を始めようと思っても、初心者として周りの慣れた人たちに溶け込むのは難しく、つまらなくなって途中で投げ出してしまうことが考えられます。

例えば、あなたが60歳になってからテニスのサークルに入会したとしましょう。

周りのサークルメンバーは皆、若い内からテニスを楽しんできている人や、50代になって、子供が大学生や社会人になり、時間にゆとりが出てきた頃からテニスを始め、既に10年近く、毎週末にテニスを楽しんでいる人達。

そんな中、あなたは60歳の初心者です。サークルで初心者として入会するのは皆、自分の息子や娘と同じ年ごろの20代の人達。相手は若くて気力、体力が充実していますから、どんどん上達していきます。

一方、60歳のあなたは長年の仕事一筋の生活で気力と体力が奪われ、過労、不規則な生活、蓄積されたストレス、年齢などの理由で、健康診断結果にはあちこちにC判定、D判定という黄色信号がともった状態の体。

若い人達と同じようには上達して行かず、どんどん後れを取っていくかもしれません。

テニスのような、パートナーを組んで、相手を試合をするスポーツでは、技術レベルがある程度同じ人同士でないと試合になりませんよね?

極端な例で言えば、初心者のあなたと、学生時代に部活でテニスを始めてキャリアが20年、30年という人が試合をしても、レベルの差が大きすぎて、あなたも試合相手も全く面白くない。

そうなると、必然的に、あなたは毎回初心者とばかり試合をすることになり、アドバイスをしてもらえるような経験者と試合を出来る機会は限られ、技術もなかなか上達していきません。

かたや、あなたと同世代のテニス経験者のサークルメンバーの皆さんは、和気あいあいと試合や会話を楽しんでいるのを横目に、あなたはその輪に加わることが出来ず、

「なんで自分だけがこんな惨めな思いをしなければならないんだ。」

と、孤独感を感じたり、気持ちが落ち込んだりしてしまうのではないでしょうか?

でも、50代の今から始めれば、まだ定年まで数年の時間があります。その期間を活用して、上級者とまではいかなくても、中級程度までは上達することができるかもしれません。

そうすれば、定年後にはその趣味を十分に楽しむためのスキルや経験を積んでおくことができるのです。

また、趣味を持つことで心身の健康に大きなメリットがあります。日本の多目的コホート研究では、趣味を持つことが認知症、特に脳卒中の既往がない場合の認知症発症リスクを低下させる可能性が示されています。

また、趣味を通じて他者と交流することで、社会的なつながりが深まり、孤独感を軽減することができます。

私自身の体験談:野のへらぶな釣りとの出会い

私自身、46歳になるまでは仕事一筋の生活を送っていました。42歳で転職。国際協力事業に関わる開発コンサルタントとして、多い時には一年の三分の一は海外の発展途上国へ出張し、土日祝日も関係なく、クライアントに提出する報告書作成をしながら、管理職として20名の部下を抱えていました。

毎日目が回るほど忙しく、休みの日には疲れ切って、何もする気が起きませんでした。

しかし、ある日娘からのふとした話がきっかけで、小学生時代からの憧れだった「野のへらぶな釣り」というものを34年ぶりに思い出したことが、私の人生を大きく変えました。

地元の旧市街地の落ち着いた風景の中を、静かにゆったりと流れる川で浮きに集中する時間は、悩みやストレスで一杯だった頭を空っぽにし、自分自身と向き合う貴重な時間となりました。

私が釣りを始めたのは6歳か7歳の頃。それから様々な釣りの経験はしていたものの、へらぶな釣りは全くの素人。初めはへらぶなの釣り方に関する本を購入し、道具の名前、仕掛けやエサの作り方を勉強しました。

その後、娘から教えて貰った川の近くに位置する、昔から営業している釣具店を訪れ、店主に教えてもらいながら道具を少しづつ揃えて行きました。

最初に釣行した川には、マブナという魚が沢山釣れるので、数か月間は週末のたびに娘と釣りに行っていましたが、一向にへらぶなが釣れませんでした。そこで先ほどの釣具店の店主に聞くと、「今はその川にはへらぶなはいないようですよ。」との答えが。

そこで私はインターネットで自宅周辺にある、へらぶなが釣れる川を検索して、そこに釣行してみたり、そこで全く魚が釣れない日を何度も経験しながらも、自然の中に身を置いて釣りに没頭する時間が楽しくてたまりませんでした。

むしろ、すぐにへらぶなが釣れなかったからこそ、「いつ釣れるか?」とワクワクしながら、様々な試行錯誤をし続けることで、この釣りにのめり込んで行ったとも言えます。

釣りを通じて知り合った仲間との交流も、仕事以外の新たなつながりをもたらしてくれました。

釣りを始めて1か月ほど経ったころ、アメブロというブログの存在に気付き、何を思ったのか会員登録しました。

その頃私はちょうど、野のへらぶな釣りが面白くて仕方なかったのですが、長期のアフリカ出張のため、1か月ほどアフリカのケニアという国の奥地に滞在しなければならない状況にありました。

お世辞にも快適とは言えない環境で日々仕事をする中、夜になると、おんぼろホテルの小さな部屋の片隅で、楽しかったへらぶな釣りの事を思い出しては、釣りに行ったときの記録を毎日のようにブログに綴っていました。

するとあるときから、私の記事にいいねを付けてくれるユーザーや、フォローをしてくれるユーザーが少しづつ増えて行きました。

ある日、いつも私の記事を見てくれる常連のユーザーの方がコメントを付けてくれたのですが、その方が、実は私が行っている釣り場を知っている方でした。

そんなことがきっかけとなり、日本帰国後釣りに行った時に、そのコメントを付けてくれたご本人に釣り場でお会いする機会が訪れたのです。

そこからその方がお知り合いの釣り仲間に私の事を紹介してくれて、釣り仲間の輪が広がって行きました。

孤独だった私が、野のへらぶな釣りを始めたことで、仕事を抜きにした人との交流を手に入れることができました。そして何より、趣味を持つことで、自分の中に「心の癒しの止まり木」が生まれ、会社での仕事や人間関係の悩みを軽減することに繋がりました。

もし私が野のへらぶな釣りを始めなかったら、今私がこのような記事を書くことはなかったでしょう。その前に、これまでに経験した数々の逆境の波にのまれ、心が崩壊して再起不能になっていたかもしれません。

趣味を通じて得られる「自然との触れ合い」「仲間との交流」「心の充実感」は、どれもお金では買えない大切な財産です。

趣味を始める4つのステップ

趣味を始めることに抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、実はとても簡単です。以下の4つのステップを試してみてください。

1.「少しでも興味があること」をリストアップする
 たとえば、子どもの頃に好きだったことや、一度やってみたいと思っていたことを思い出してみましょう。

2.小さく始めてみる
 初めから高額な道具を揃える必要はありません。たとえば釣りなら、初心者向けの簡単な釣りセットを用意するだけでOKです。また、ガーデニングなら小さな鉢植えや家庭菜園から始められます。

3.無理をしない
 趣味はあくまで楽しむもの。上達を目指しすぎたり、誰かと比べたりしないことが大切です。

4.仲間を見つける
 一人で始めるのが不安な場合は、趣味のイベントやSNSのコミュニティに参加してみましょう。同じ趣味を持つ仲間との交流が、趣味をより楽しいものにしてくれます。

まとめ:趣味がもたらす豊かな時間

趣味を持つことは、単なる余暇の楽しみ以上の価値を持っています。それは、自分自身の心を豊かにし、人間関係を広げ、健康を保つための重要な手段です。

特に50代は、趣味を始める絶好のタイミングです。仕事の合間に少しずつ取り組むことで、定年後にはその趣味を心から楽しむ準備が整うでしょう。

年齢に関係なく新しいことを始める意欲を持つことが大切ですが、50代の今だからこそ得られるメリットを活かしてみませんか?

あなたも、これからの人生をより豊かにする趣味を見つけて、一歩踏み出してみましょう。

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