千葉県印西市で、責任世代の人が野のへらぶな釣りを通じて心を整え、自信を取り戻す応援をしています

野のへらぶな釣りは、人との繋がりで何倍も楽しくなる

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この記事では、釣り場での常連へら師との会話がきっかけで、有益な情報を得られたお話を書いています。釣りの場面に限らず、日常の人との関わり方次第で、良好な人間関係の構築にも繋がるのではないかと思います。

人との接し方について気付きを得たい方向け。

目次

春真っ盛りの野釣り場へ

2024年4月21日(土)、自宅から車で10分ほどの野釣り場に行ってみました。

この釣り場、私が普段会社に通勤する際、電車の車窓から見える場所にあるので、

田んぼに水が入るこの時期になると、川の水位が上がってきたか、へら師が釣りに来ているかを窓越しに確認します。

この場所は、常連のへら師が川岸に作った自作の釣り台※があちこちにあるので、台がない場所で釣りをするようにしています。

※自作の釣り台:建設現場の足場で使うような単管パイプを杭のように土に打ち込み、木製のパネルなどを敷いて、その上で釣りが出来るようにしたもの。厳密に言うと、河川法ではこのような構造物を川に設置するのは違法とされていて、河川管理者から強制的に撤去されても文句は言えません。

釣行したのはこの場所です。この日は晴天、無風。鏡のような水面に風景が映り込んでいます。

自然護岸の土手の草の色や木々の若葉の黄緑色が美しいですね。

神崎川鎌倉橋付近

私の自宅最寄りの野のへらぶな釣り場はいくつかありますが、この川は釣り仲間もあまり通わない場所のため、なかなか情報が入ってきません。

このため、どのポイントでへらぶなが釣れているか分からず、とりあえずへら師が以前切り開いた形跡のある場所で竿を出しました。

河原の菜の花に癒されます。

神崎川河原の菜の花

この日釣り場に到着したのは、11時頃。

釣りを開始する時間としてはちょっと遅すぎます。

野釣りでは、早朝と日没前(釣り人達は、「夕まづめ」と言います。)が、魚が釣れやすい時間帯と言われています。

お昼前と言うのは、一番魚が釣れない時間帯なのです。

あちこちに設置していある釣り台にも、ほとんどへら師の姿は有りませんでした。

私が釣り場入りした時、釣りをしていた人は1人だけで、釣り場はひっそりと静まり返っていました。

私は誰も釣り人がおらず、一人きりでも気にしない方なので、淡々と準備をし、水面のポイントにエサを打っていました。

常連へら師の方との会話から釣り場の情報を得る

開始から30分ほど経過した頃でしょうか。

私の後方から、草を踏みしめ近づいてくる足音が聞こえました。

「こんにちは。釣れますか?」

私の直ぐ後ろに到着した人から声を掛けられました。

振り返ると、60代位の男性の方の姿が。

「いえ、さっき始めたばかりなので、まだ釣れてません。」

そんなやり取りから会話が始まりました。

その方、先ほど私が見た、唯一釣り台の上で釣りをしていた、この川の常連のへら師の方でした。

昼近くなり、魚が釣れない時間に入ったため、この場所での釣りを終了して別の川に行こうとしていたとのこと。

このポイントでへらぶなが釣れる時間帯は早朝と夕まづめの2回あるそうで、前日までは結構数も出ていたとのこと。

流石、常連の方は情報量が違います。

この川には十数年通い続けているということで、ご自分が釣りをして得た実績と、常連の釣り仲間の方々と共有した情報から、いつ、どの場所で、どんな仕掛けで、どんなエサを使えば良く釣れるのかを知っています。

釣り人の中には、このような情報を見ず知らずのへら師に知られることを極端に嫌い、何も情報を教えたがらない人もいるようですが、この方は違いました。

私がどのような仕掛けで、どんなエサを使って釣っているかを教えると、代わりにこの場所の水深、どのくらいの長さの竿で釣っているか、どんなエサを使っているかなど、親切に色々と教えてくれました。

更には、ご自身が居ない時は、その方が自作した釣り台を使ってもいい、との許可まで頂けました。

相手の話に真摯に耳を傾ければ心を開いてくれる

これは私の勝手な想像ですが、私がそのへら師の方に対し、自分のことを正直に話し、この釣り場の初心者として、その方に敬意を表しつつ話を伺ったため、気持ちよく情報を教えてくれたのではないか。と思います。

もし私が、「自分に構うな!」、「声を掛けてくるな。鬱陶しい!」というぶっきら棒な態度を取ったり、その方の顔も見ずに話を早々に切り上げたそうな態度を取っていたら、きっとこれほどまで親切にはしてくれなかったでしょう。

釣り場でのたわいない世間話がきっかけで、新しい知り合いが増えたり、貴重な釣り場の情報を教えてもらえることがあります。

私は、相手がフランクな態度で話しかけて来た時は、こちらもフランクに会話をするようにしています。

そうすることで、自分のへらぶな釣りの知識が深まり、人との良好な関係を築ける。

これは、釣りに限らず、日常の人間関係においても通じることだと思います。

自己開示する、相手のことを尊重する、人の話に素直に耳を傾ける。

そうすることで、良好な人間関係を構築することが出来ます。

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